〜 モーターランド鈴鹿決戦〜W 〜






2005/04/17

「違法チューン+足回り交換」でらく2氏がどーしても行きたい!とダダをこねたMLS。

それに共感したのがデフを入れて金でタイムを買えると信じる男、syabu氏。

両氏に家まで来られ、半ば強引にハンコまで押さされて脅迫に負け(?)参加してきました。

いつもは平日のガラ空き時に走る事が多い私なんですが、この日は「オートプロデュース」さんの

MLS貸切での走行会という事で、初のガチンコバトルです。(笑)


シリーズ戦の一環という事で、参加車両も普段のほんわか雰囲気とは少し違います。

絶対に車検通らんやろー!という車から積車に積んでナンバー無し車まで様々。

おなじみのテンロク系やFDにインプ、エボ。 中には80スープラ、34GTRまで。

スープラ、34Rはは大排気量という事で親近感が。 …でもタイムは全くの別物。

「俺らNAやしー」 という事で自分を慰める。


走行はABCDと4クラスに分けられ、Aの激速軍団からDの初心者クラスまで。

タイム分けされてる分、同じタイムの車と走行が出来るので台数はいても以外と走りやすい。

らく2・syabu両氏と同じCクラスでエントリーしてたものの、台数の関係で申告タイムの遅い

私はDクラスに変更されてた。 ちょっと悔しいが、まぁしかたがない。(笑)


偶然、駐車場で隣のチームはAW・RX8・RX8で、話し方がどうも関東チック。

しかもこの3台のエントリークラスは同じD組。 ま、負けへんでー!!


今回のゴル号は、クラッチマスター交換にパワステポンプ交換と車検上がりホヤホヤ。

いわばプロが整備して直後にサーキット。 気分はレーサー、心配は何もいらない。

走行前にEgルームを開け一応チェック。



「な、何ですかこのブレーキマスターからぶら下がってるコネクターは!」



おそらく液量をチェックするためのコネクタ。 ここ数日でディーラーへの信頼度は禿げしく低下。

とりあえずブスッと刺して完了。


おっと!忘れてました、今回ゴル号の目玉はタイヤを交換した事。 「DIREZZA DZ101」をゴチ。

簡単に言えばノーマルタイヤ以上、ネオバ・RE−01R等のハイグリップよりは下。

走行性・経済性・街乗り等の全てを両立させたタイヤ。 言い換えれば中途半端。(爆)

そのくせ値段は以外とサイフ泣かせ。 悪魔のZで過去最高級品のチューンなのだ。

馬力が上がったとかトルクが上がったとか、数値には表れないもののタイヤという性質上

唯一路面と接するパーツでありタイムへの影響は計り知れない。 期待が持てる。

チューンの中では地味な存在ながら、こういう所にお金を掛けるのもちょっとカコイイとオモタリ。

いくらパワーを上げても受け止めるのは全てタイヤ。 タイヤがショボければチューンも無意味。

ただ、素人にはオススメ出来ない。 吹○では誰も気が付かないだろうから。(一部ワラ)


各クラス走行は15分。 A組から順番に走行し、Dが終わると丁度1時間という計算。

9時になりA組がスタート。 次第にテンションも上がってくる。


(裏ストレート。 この先のヘアピンで某Z32が食べられた事あり。(^^;))



これまでのベストはウ○コタイヤで53.5秒。 正直、今回のタイヤ交換で52秒台が狙い。

最低でも0.5秒以上の短縮なのだが、全長1kmのコースでは以外とムズい。

しかし俺様には自信があった。(笑) もし何かパーツを付けて20馬力UPしたとしても

こんなに自信は無い。 過去MLSでの経験では、今までのウンコタイヤではいくらノーマルZ32

とはいえパワーを使い切れていなかった感がある。 そんな状況でパワーを上げても無駄。

まず今のパワーを使い切ってからこそ次のステップだと思う。 だからこそ、まず現状のZを

フルに使い切るにはどうすればいいか…で、その一つがタイヤなのだ。 そうなると、次は足の

弱さを痛感する事も現時点で予想済み。 そして皆ズブズブと泥沼にはまっていくのだ。(笑)

はたしてこのスタート前の自信がどうなるのか楽しみである。


Cクラスの両氏の走行が終わり、お次は私の番だ。 ワクワクのNEWタイヤでGO!!

まずはいつものように1周は軽く流す。 前日に入れたのでタイヤの皮むきが終わってないのが

少し心配だが2周目辺りから本気モード。 台数もそう多く感じず、同じレベルの人達が走るので

前もそんなに詰まらずタイムアタックもやりやすい。 とりあえずタイヤの感触は上々だ。

(白煙を見られ本気モード1周目でピットINの指示が出された事は内緒である。)



当たり前だが明らかにグリップする。 特に、オニギリの高速複合コーナーは好感触。

ここでグリップするんで裏ストレートのトップスピードが上り、2速レブに当たるのが早くなった。

コーナー中は切った方向に車が曲がる。 アンダーだろうがオーバーだろうが関係ない。

ただ、この印象は過去のタイヤと比べての感想なので、このタイヤがスゴイ!という訳ではない。

特にタイヤを鳴らす事もなく1本目は終了。 スムーズに走ってましたねぇ〜と、両氏の意見。

うん、狙い通り。 タイヤをギャーギャー鳴らさず、アメンボの様に水面をスイスイ走るイメージ

で行ったので外から見ての感想と一致したなら良し。 さてタイムは、、、


最後の「54.018」がベスト。 うーん。(汗)

自己ベストが「53.514」なので約0.5秒遅れ。 ちょっと自信が崩れる。

タイヤを変えたついでに走り方も変えたのが逆効果だろうか。 以前と走り方が同じなら必ず

タイムは上がる感触はあるのだが、もっと一気にタイムアップを狙った作戦はどうも失敗のようだ。


「もっとタイヤを酷使しる!!」 「サイドウォールが減るぐらいだ!!」


両氏にアドバイスを受け、次はもう少しアグレッシブに攻めてみようと思う。



45分後に2本目のスタート。 コースにも慣れてきたし、この辺りでタイムも出しておきたい。

予定通り以前までの走り方でいってみた。 1本目よりはタイムが出てる感はある。

今まで道を譲っていたインテやシビックに追いつき始め、逆に道を譲ってもらう程まで。

同タイムぐらいかと感じてたRX8にも追いついた。 しかし、MR2だけには勝てない。

後ろを気にしなくてよくなった分、前に集中出来るようになりタイムアタックもやりやすい。

でもいくら新品のタイヤとはいえ、やはりまともにアタック出来るのは2本ぐらいか。

2本全力で走れれば1本のクーリングを取っていく。 無駄に走ってもタイムが見込めないし。

再びコースINするときも気にしてみる。 出来るだけ速い車のケツに入るような感じ。

あっという間に2本目も終了。


18周目(2本目としては9周目)に「53.446」でベスト更新。(^−^)

僅か0.1秒だけどそれでも自己ベストに変わりはない。 出発前に掲示板で大口を叩いただけに

なんとか一安心だ。 両氏は共に伸び悩んでいる様子。 ま、それでも私より上なのだが。(笑)

1本目に出なかった53秒台が2本。 それも53秒台半ばまで一気にきている。

周りの車は同レベルとはいえ、1周丸々全く前車に邪魔されずアタック出来るのは15分間に

3本あれば上出来。 1本が15分なので休憩ピットINする車が少なくコース上の車両が減らない

から平日の1時間走行と比べればこの辺りがネックかな。 しかしRX8、恐るに足らず。

旧車(なのか!?)で最新型を追い回す喜びを感じ始めた2005年春。(笑)

1台は勝てるがもう一台の8はイイ勝負か。 それにしてもMR2には勝てんなぁ…。


午前中の最後は逆回りを1本。 タイムは表示されるが逆回りという事でヤル気がしない。

でもお金払って参加してるし、逆回りは走った事が無いのでお祭り気分で少しだけ走行した。

午前の部が終わり昼休憩。 午後からも1本目は逆回り。 逆回りはさっき経験したんでこの

リザルトは全く走行せず。 無駄にタイヤとガソリンを減らす必要も無いしね。

別名「サル」の両氏はウキー!とか言いながら勿論全て走行。 そしてsyabu氏が「ゴル、乗れ!」と。

どうせ暇だしsyabu号に乗せてもらう。 助手席取っ払いのsyabu号なので私はリアシートに。

助手席が無いので前はよく見える。(笑) デジカメを持っての同乗。 動画モードで撮ってみた。


(画像は静止画です。 動画が見たいならsyabu氏のサイトでドゾ。)



相変わらずレールの上を走ってるかのような接地感。 アラゴスタがすごいのか01Rがすごいのか謎。

70kgの「ウエイトバランス」を乗せながらインテを追いかける。 が、ヘアピン立ち上がりで

置いてけぼりな黄Z。 パワーで勝るともやはりライトウエートには勝てない。 モアパワーが必要!?

私が言い訳するのも何だが、コーナー中のスピードは遜色無い。 車体が重くともワイドタイヤが

しっかりと受け止めている。 立ち上がりで負けるものの、こちらの加速が乗ってきた所でコーナー。

得意とする100km/hオーバーの領域で勝負できないのは同乗しててももどかしい。


同乗させてもらって収穫はあった。 それまで曲がらないZを当たり前だが足とタイヤで曲げようと

してたのだが、syabu氏はアクセルで曲げていた。(と、私は感じた)

アクセルで曲げると言えば抽象的か。 基本としてブレーキで前荷重にしてフロントを食いつかせ

前輪で車の方向を決め、コーナーのクリップを過ぎてからアクセルを踏んで立ち上がる。

これではZの様なフロントヘビーはよくアンダーで苦しむ場合が多い。 ブレーキアンダーが出た

状態ではノーズが外を向いているのでフロントが食いつくまでアクセルが踏めない。 この状態で

焦ってアクセルを踏めばプッシングアンダーも出てしまい最悪。

アンダーで車のノーズがINを向かないならば、リアをOUTに出せばいいんじゃないか!?

つまり、アクセルを早めに踏んでパワーオーバーに持ち込む。 Zのトルクならこれは出来る。

長々と書いたが、アンダーをオーバーで消すという基本操作の一つ。

早めにブレーキを終わらせ、コーナーのクリップ寸前でアクセルON。 車体は一気にINを向き

オーバーの状態を作りつつ、カウンタステアを当て車体を真っ直ぐに持っていく弱ドリ。

アクセルを踏み過ぎるとスピンするが、アクセルとステアのコントロールが上手くいけば、

重量級のボディをクルッと曲げれるバズだ。(机上の論理)


「コーナーはOUT−IN−OUT」などの基本も重要だが、FF・FR・RR、軽量・重量でも

それぞれ速く走るには違いがあるはずだと思う。 コレを探りつつ次はトライしてみよう。

そして午後からの正周り1本目(本日3本目)が始まった。


タイヤも2本目よりさらに酷使してみる。 走りは不細工に見えるかもしれないが、意識して

本人が思う必要以上にアクセルも踏んでみる。 コーナーは先ほど話したイメージで。

コーナー出口毎にケツが振る。 初めはアクセルワークとステアの蛇角がシンクロしなかったが

徐々にカウンタステアの角度も浅く当てるだけで済むようになってきた。 いい感じだ。

しかしこの走行はタイヤの負担が大きい。 午前よりもタイヤの食いつきがすぐに悪くなる。

それだけタイヤを使ってる証拠だろうか?? 2本ほどで必ずクーリングを取るようにした。

言い忘れてたが3本目からスペアタイヤも降ろしてみた。 リアのトラクションが減る懸念も

あったが軽量化を優先し、ついでといっては何だがTバーも外した。 暑かったし。(笑)

ボディ剛性!? ボディの捻れもサスペンションの一部という発想で問題なーし。


来たよ、ファイナルラップに「52.592」!!( ̄ー ̄)ニヤリ

午前の自己ベストからさらに約1秒短縮。 自分で自分を誉めてあげたい。(笑)

特筆すべきはこの3本目だけで52秒台を4本出している点。 ねらいは正解だったようだ。

56秒台はクーリングの周回なので、きっちりタイヤを休めてはアタック、休めてはアタック

とメリハリが利いている。 いくら前が空いててもアタック前には必ずクーリングを取る作戦

もズバリだ。 ただ走ればタイムが出るってものでもないって事だよ、両氏。(笑)


この周回は裏ストレートで3速も使うようにしていた。 すぐヘアピンなので2速に入れないと

いけないのだが、3速に入れる事によって最高速を上げてみた。 デメリットとしてはシフト

チェンジ2回分のタイムロスだが、マシンガンシフトで問題なし。(笑) もし失敗すると

kappa号の二の舞というオマケ付きでもあるんで素人にはオススメ出来ない。


私が大満足で終えた3本目、両氏はどうかというと _| ̄|○ こんな感じ。(一日中)

車高調イジったり減衰力をアレコレやってみたり試行錯誤のご様子。(プッ)


パーツで曲げるんじゃねー、車は自分の腕で曲げるモンだぜ!!(俺、超カコイイ!)


4本目、5本目も同じような感じで攻めて見た。

ベスト更新はならなかったものの、53秒台は当たり前、52秒台も連発するようになった。

まだ攻めきれてない部分もあり、現状でもあと0.2秒は詰めれるような気はする。

馬力を上げる事は考えてないんで、タイムが煮詰まったら車高調とレカロが欲しいなぁ〜。

本当はタイヤがまだあるうちに今すぐにでも足が欲しいのだが…。

もうサーキット走るには気温が限界に近いんで次のMLSは秋ぐらいの予定です。


それまでの間に誰かアラゴスタとレカロのパーツ剥ぎ取りオフを開催してくれないかなぁ。(ボソッ)









してくれないかなぁ〜。(聞こえるように)









あ、ホイルも引き受けるヨ。(鬼)







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