〜 ラジエター交換 〜






夏場に弱いと噂のZ32。 噂じゃなくてホンマやし。

ノーマルでも渋滞でオーバーヒートなんてのも珍しくない。 大きな要因の一つとしてEgルームの

狭さが挙げられるだろう。 ランエボのようにボンネットダクトが標準で付いててもおかしくない。

Z乗りには是非とも欲しいアイテムだが、高価ゆえになかなか買えるものでないのも確か。

ならせめてラジエターの冷却能力だけでも上げてやろうではないか…と言う事から交換を考えた。

大きく分けてラジエターの材質は3つ、アルミ・銅・真鍮の3種類だ。


走行中の冷却能力はアルミが一番いいとされる。 しかし、水温が上がってオーバーヒートを起こすのは

渋滞等の停止時だろう。 そんな時に効果を発揮するのは真鍮製だが、デメリットは重量と価格。

たまにサーキットを走行するそんな私はアルミを選択した。 決定的だったのは価格だ。(ぶっちゃけ)

銅でも良かったのだが、フロントヘビーなZをさらに重くはしたくなかったってのもある。


ジムカーナのように速度が出ないのなら選ばないが、サーキット走行は基本的に走行風は当たるので

アルミで十分と考えた。 「ちょっと待て、純正のアルミから同じアルミに交換しても意味ないじゃん??」

って思った人もいるだろう。 まぁ聞け。 いくらZ32がオーバーヒートしやすいからといって

今は無いが新車で買ってすぐにオーバーヒートするZはまず無い。 そんなのリコールだろう。

じゃあ何故オーバーヒートするZがあるのか。 私が思うに、チューンによる発熱量UPやラジエター

の冷却能力ダウン。 しかしチューンによる発熱量UPはターボ車のブーストUPや、NAでも

カリカリのメカチューンまでしない限りエアクリ・マフラーのライトチューン程度では大差ないと思う。

なら冷却能力のダウンが大きいのではないか…と考えた訳だ。 冷却能力のダウンとはなんぞや??

と考えてみると、クーラントの劣化・コアの潰れ・コアのゴミ詰まりが主ではないだろうか。


汚れを確認しようとラジエターを見るなら、Z32の場合Fバンパーから覗いても実はほとんど見えない。

Fバンパー開口部から見えるのはエアコンのコア。 ラジエターはその後ろにスッポリ隠れてしまっている。

ならば!と、ファン側から見ても見えるのはもちろんラジエターの裏側であり、本当の汚れは確認できない。

配置からいけばまず汚れるのはエアコンのコア、汚れはエアコンのコアが取ってくれてるとするならば、

ラジエターはそんなに汚れてないんじゃないか??と思ってしまう。 百聞は一見になんちゃらである。

順番は違うがまず取り外したラジエターを見てもらおう。




見えない部分でこんな事になっている。 もう笑うしかない。(笑)

汚れてるってなもんじゃない。 コアの目一杯にぎっしり詰まったホコリが誰の目にも確認できるだろう。

アルミは表面積があらわになることで外気と触れ、温度差によりクーラントを冷やしている。

汚れが付着すると外気に触れる部分が少なくなり、当然冷却能力はダウンする。

汚れを取ればいいのだが、最初に書いた通りアルミは触れただけですぐ曲がるのでブラシ等での

掃除は出来ないに等しい。 洗剤を吹きかけて軽く水で流す程度しか出来ず、それでは長年の

こびりついた汚れは取れない。 以上の事から交換がベストな選択ではないだろうか。


それにしてもこの状態でよくオーバーヒートしなかったものだと関心する。 だってコレ、コアは全部目詰まり

してるし、いくらファンが回ってもこれじゃラジエターに風が通らねーよ。(汗)






当たり前だがラジエターを購入した。 純正は7万ほどするらしいが、オークションで純正と

全く同じ物(と思う)が出品しているのをkappa氏に教えてもらい2万ちょいで購入。

後で外した旧ラジエターと比較してみたが、形状・大きさ、全く同じ物に見えた。

おそらくメーカーもこういった専門業者から買ってるはずなので、いかにディーラーが差額で儲けて

いるかが分かる。(笑)




作業に取りかかる前に声を大にして言っておきたい。 こういった下に潜る作業ではいくら簡単な

作業であろうとも安全対策だけは必ずやる事。 ジャッキ+ウマ(ホイル付きタイヤ等)は必ず。

たとえ地震があっても絶対怪我をしないという安全を確保してから作業を始めよう。

安全を確保する工具や道具が無いなら作業はしてはいけない。 DIYをする資格が無いという事だ。

簡単で1分で終わるし…まぁいいか!?は絶対にダメ!!!! 必ず安全を確保してほしい。

事故や怪我は誰もしようとしてやってる訳じゃないし、命に関わるからね。




さて、まずはリザーブタンクから行きましょうか。 (これはあくまで私が作業した順番なので、

特にコレから外さないといけないって事は無いです。) リザーブは上下二分割出来るので

Egルーム側の上部を引っ張って抜きます。 はめ込み式なので引っ張るだけです。




次に左フロントフェンダーの内張を外します。見えてる箇所のビス数本で止まってるだけなので

難しくはないですね。 外したら引っぺがして下さい。リザーブタンクが見えます。




リザーブタンクの右下にホースが繋がってます。 ラジエター上からのリザーブホースです。

クリップの金具で止まってるので指でつまんで抜き、リザーブタンクが止まってるビスを数本

外します。これも見えてる範囲のビスだけで結構です。(3〜4本だったかな?)

さて、リザーブ内のクーラントを抜きます。




…。





とりあえず笑ろとけ。

リザーブは事前に新品を用意しておきましょう。 私は掃除で誤魔化しましたが後悔してます。(汗)




これでリザーブ系統は終わりで、本丸のラジエターに取りかかります。

キャップ横のリザーブホースを抜き、アッパーホースも抜きます。




次はロアです。 下に潜ってみましょう。 画像はロアホースとラジエター接続部分です。

バンド金具を緩めて引っこ抜きましょう。 ロアのマウントも写ってますね。(赤矢印)

ラジエターの下はこのロアマウントに乗っかって(差してる)るだけです。

  このロアに乗っけて、上からアッパーマウントで押さえてるだけの簡単な固定です。




下から潜り込んでの画像なんで見にくいですが、シュラウド下部のツメを外します。

工具もなにも要りません。 指でツメを押して外すだけです。

この部分を外してもこのままでは取れません。 まだ左右が繋がってますが、このまま

下に力業で引っ張ります。 最初は引っかかってる感じがしますが、躊躇せず引っ張って下さい。




これでシュラウドの下部が取れました。ラジエターの裏側が見えますね。

画像には写ってませんが、赤矢印の辺りにロアホースを途中で支えている金具があります。

ホースと金具を分離するのではなく、ラジエターと金具がビスで固定されているので

ラジエターと金具をまず外します。 ロアホースには金具が付いたままの感じですね。

ややこし表現ですが、ロアホースと金具は外れにくいんで金具ごと外します。




下周りは終わりです。 上に戻ってアッパーマウントを外したら上に抜いて下さい。

こんな感じでシュラウドが付いたままの状態でラジエターが外れます。




ポッカリ空いたEgルーム。 取り外しは想像以上に簡単でした。

ラジエター交換作業と言えばたいそうな話に聞こえますが、特殊な工具を使う訳でもなく、

素人の私でもその気になればドライバー1本で30分あれば外せるレベルです。




シュラウドとラジエターも左右2本づつと上部に1本の計5本のビスで止まってます。

画像の中断右端にチラッと写ってますが、ロアホースの留め具等も外して下さい。




赤矢印がロアマウント部に差し込む所です。 白のネジがドレンボルトですね。

外したラジエターには排水の短いホースが付いてましたが、新しいのは付いてませんでした。




ロアホースのEg側です。 外側赤いのは錆びではなく液体パッキンですよ。(汗)

内側は錆びですが。(滝汗)




ホースの中を覗いてみました。 手前の赤は液体パッキン、内部奥のは…です。(笑ろとけ)

今回は新品のホースを用意してなかったので掃除でリサイクルです。(えー!)

とりあえずホースを突っ込んで水道水を勢いよく流し込み、かつ手でホースを揉んでバリバリと

音をさせながら錆を砕きました。(滝涙)




とりあえずココでも笑ろとけ。

触った感じでは錆びというより砂って感じ。 まぁ、鉄が錆びて砕けて砂って所でしょうか。

位置的にロアホースが一番下にあるんで鉄を含んだ錆びは一番溜まる場所だとは思います。

水流でウォータポンプまで上がって無ければいいんですが…。(かすかな望み)




アッパーも外した状態です。 水温計を付ける予定だったのでアッパーホースも外しました。




一応、お約束という事で新旧のラジエターを並べてみました。 どっちが旧か一目瞭然ですね。




先にリザーブを洗おうと見たらこんな所に穴が開いてました。 オーバーフロー用の穴だとは思い

ますが、こんな大きな穴なら夏場にクーラントが自然蒸発しそうなもんですね〜。

私のZの下回りが茶色なのはサーキット走行の横Gでココからまき散らしたものでしょう。

右フロントにはほとんど無く、左フロントが集中的に汚れてましたから。

ここから漏れるほどリザーブにクーラントが行くとは思えなかったので、この機会にスポンジで塞ぎ

ました。 今後のMLS走行もありますし。




リザーブの掃除が終わったので、ラジエター本体を取り付ける前にリザーブを元の位置に。

タンクの下部にホース差し込み口があるため、タンクを戻す前にクーラントは入れれません。

タンクを設置し、リザーブホースを接続してからこんな感じでクーラントを入れます。

本来ならレベルを見ながら入れるんですが、汚れで液面がみえませんでした。(爆)

リザーブタンクの設置が終われば、レベルゲージの付いた上部を差し込み完了です。

画像がありませんが、次に新しいラジエターを設置します。 外した時の逆の手順でシュラウドと

新ラジエターを固定し、同じように上から差し込むだけです。 これでリザーブ、ラジエターの

設置は終わり、後はそれぞれをホースで繋ぐだけです。




お次は液体ガスケットの出番。 アッパー、ロアのホース接続部に塗ります。

プラスチックのヘラが付いてましたが、実際はそんなので塗ってたら日が暮れます。

適当に接続部に垂らしてから指で均一になるよう伸ばして下さい。




水温計のセンサー取り付け部です。 こんな感じで塗った後、指で伸ばして数分待ちます。

塗った当初はかなり垂れやすく、粘度は液体の糊のような柔らかさですが、3分ほどで徐々に

粘度が増していくので納豆のように粘り気が出てきたら差し込みます。




アッパーのセンサー取り付け部が出来上がったら本体も準備します。 この時、古いガスケットは

なるべく取り除いて下さい。 固まるとゴムのような感じなのでカッター等で削りました。

それでもカッターでは限界があるので、私はサンドペーパーで擦って取りました。




いきなりですが繋ぎ終わった後です。 液体ガスケットを使うとモタモタしてられないんで

写真を撮ってる暇がありませんでした。 各バンドをキッチリと締め後はクーラントを入れるだけ

ですが、今回は水温計取り付けも同時だったのでセンサーを室内からEgルームに通す作業もしました。

しかし、Z32はまともに配線等をEgルームから室内に引き込む穴がありません。




通す穴が無ければ作るしかありません。 穴を開ける場所を色々探したんですが、よく言われている

クラッチマスター横は内部に配線がゴチャゴチャとあり、ドリルを突っ込むと配線に傷を付ける

可能性もあります。 右フェンダー内を通す手もありますが、水温計の配線長さに余裕がなく、

なるべく最短距離で通したいってのもあり、ボンネットオープンワイヤーの横に決めました。

ココは鉄板と吸音材しかなく、他の配線に傷を付ける危険もなくベストではないでしょうか。


アクセル横のヒューズBOXカバーを外し、まずは小さな刃をつかい穴を開けます。

左右2箇所ほど開けたら刃を太いものに交換し、一気に開けます。 この時、画像右上にある配線

を傷つけないよう気を付けて下さい。 配線類の下に見える黒いホースがボンネットワイヤーです。

丁度真横にこんな感じで穴を開けました。 本当はこれよりもう少し左上に開けたかったのですが、

丁度鉄板の段差があり刃が真っ直ぐ入らないんでしかたなく右寄りにしました。

さすがに愛車に穴を開けるには根性がいりましたが、開けてしまえばこっちのもんです。(笑)

鉄板に穴を開けたので、穴の周りには錆止めや塗装をしておきましょう。


ちなみに通した配線はこのまま真上のメーター裏に出し、ダッシュボードやセンタークラスターに

回して下さい。 このまま左に回すとアクセルやブレーキに干渉する恐れがあります故。


話が飛んでしまいましたが、ラジエターに話を戻します。

ホース類の接続は済んでますので、まず新しいラジエターに水道水を入れます。 ここで適当な濃度の

クーラントを入れてエア抜きして終わりとしたい所ですが、せっかくラジエターを新品にしたし、

せっかくならクーラントも全量入れ替えを目指しましょう。 ディーラー交換ならこれで終わりですが、

DIYならではの手抜き無しでいきましょうよ。 全量交換といっても抜いて入れて…とは簡単に

いきません。 クーラントは大きく分けて 「Eg」 「ヒーターホース」 「ラジエター」 です。


ラジエター内部は簡単に抜いて入れてとできますが、他の2つはそういう訳にはいきません。

全量交換を目指すには単純にラジエター内に水を入れ、循環させ混ぜては抜き、再び水を入れて

循環させ…と、全体の濃度を少しずつ薄めていき、最終的には全て真水に変わるまで入れ替えます。

正直、難しくはありませんが面倒くさいだけの作業です。 以前にクーラント交換紹介時に、上から水を

入れてつつ下から抜きながらEgかけたままで循環させ…と書きましたが、はっきり言ってその方法より

今回の様に何回もラジエター内のクーラントを入れ替えた方が効率がいい事がわかりました。

以前の方法でも問題ありませんが、倍以上時間が掛かると思います。(失敗を重ねて成長していくのサ!)

と言うのも前回の方法だと、アッパーから古いクーラントが出てきてキャップ部からは水道水。

これだと下のドレン口から出てくる半分は入れたばっかりの水道水ですね。(汗)

流しっぱなしで楽は楽ですが、効率が悪すぎでした。


さて、新品のラジエターに満杯まで水道水を入れラジエターキャップは開けたままでEgをかけます。

この時エアコンファンを回し、温度設定は40℃に。 これでヒーターホース内のクーラントをも

循環させます。 このままアイドリングを3分ほどすれば…。




真水だったラジエター内がこんな色に。 アッパーホースからクーラントが流れている証拠です。

先程入れた真水はEg内部に移った訳ですね。 クーラントはアッパーからきてロアに流れていきます。

純正ウォーターポンプに毎分何リッターぐらいの水を吸い上げる能力があるのか存じませんが、

真水の色がクーラント色に変わり始めたら頃合い見て、ラジエター内の水道水が全部Egに移った

と思えばEgを切って再びクーラントを抜きます。




あら不思議。 先ほど入れたはずの水道水がもうこんな色に。(笑)

全て抜けきったらドレンを閉めて再びラジエターを水道水で満杯にして…の繰り返しです。

本来ならZ32はクーラント容量は10リッターあり、そのうちラジエター部は4リッターなので

3回ほど繰り返せば入れ替わるハズですが、そうはなかなかうまく行きません。

液体故に中ですぐ混ざってしまい、全量入れ替えとなると6〜7回は繰り返す覚悟でいてください。

面倒くさいですが、ここまでしたら愛車の為と頑張りましょう。(笑)

それでも完全に色が無くなるのは不可能に近いんで、ある程度では妥協しないといけませんが…。

古いクーラント抜きの作業が終われば、最後にラジエター内を空にしてクーラントを入れます。

基本の濃度はクーラント30%ですが、私は防錆を意識して4リッター入れ濃度40%にしました。

先ほども述べた通り、ラジエターの容量は4リッターなのでクーラントを3リッター入れた方は

水道水を最後に1リッターほど入れラジエターを満タンにして下さい。

下のドレンボルトをきっちり閉め、キャップとエア抜き用のネジは外したままアイドリングし

エア抜きをしましょう。 しばらくするとゴボゴボっという音がして液面が下がると思います。

入れすぎに注意しながら少しずつ水、又はクーラントを入れて下さい。

この時点では大まかなエア抜きを目的としますので、10分もアイドリングを続ければ十分でしょう。

この時、エア抜きだけに注目せず、アッパーやロアからの漏れやホースバンド金具の締め確認等も

怠らずに。 目に見えてボタボタと落ちてるのはもってのほかですが、案外滲み出てきたりして

分かりづらい事がよくあります。 接続部は入念にチェックして下さい。

チェック前に各部をウエス等で拭いておきましょう。 作業中の濡れなのか漏れなのか分からなく

なってしまいます。 あと、チェック中はあまり指を出さないように。 ファンに当たると危険です。

あ!あとこの時もエアコンは40℃設定で回して下さい。 じゃないとヒーターホスには水しか入って

おらずそのままヒーターを使わない時期ならクーラントが回らず速攻で錆びてしまいますんで。

エア抜きが終わればネジとキャップを閉めて終了です。 作業後の充実感に浸って下さい。(笑)

終わったといっても当日の作業が終わっただけです。 この後一ヶ月ぐらいは車に乗る前に毎回

キャップを開けてクーラントの量を確認して下さい。 もちろん減ってたら足してね。

ちなみに私はクーラント交換した後は当分500mlのペットボトルに水を入れて車に積んでます。


今回は水温計を取り付け、センサー部のボルトナット部からクーラントが滲み程度ですが漏れてました。



原因はシールを巻かなかった手抜きによるものと原因が分かっているんで問題ありませんでしたが、

実はコレ、2〜3日分かりませんでした。 乗る前に必ずキャップを開けてみていたんですが、いつも

液面が若干下がっており、初めはエアが抜けてるから!?と思ってたものの、いつも同じぐらいの量が

減ってる事に疑問を感じ、まさか!?と思いセンサー部を見たら裏側に漏れた形跡を発見。

ココしか無いと思ってたので見つける事が出来ましたが、普通なら見落としそうなほど僅かな形跡です。

というのが、アッパー部は高温のため走行中やEgをかけたままで確認してもすぐに蒸発してしまい

なかなか目視出来ませんでした。 滴にもならない程度の漏れでも日が経てばいずれ致命傷に成りかね

ませんので、こんなシールを巻かないという初歩的なミスは皆さんしませぬようお気を付けあそばせ。

ラジエター交換に関しては以上ですが、ちょっと他の気になった部分も少し。




ラジエターのアッパーマウントです。 低年式Zの方、こんな風にゴムが硬化し割れてませんか??

まだこれは僅かでも残ってるように見えますが、ゴムとは呼べない程のカチコチです。(汗)

これが割れたり無くなってると、手で揺するだけでラジエターが前後にグラグラします。

  走行中にラジエターが動きまくってると考えたら何もなくとも嫌な感じしますよね。

もちろん純正の部品を頼めばいいですが、こんなパーツに千円以上も払いたくないしー。(笑)




で、ホームセンターで買ってきました約7mm厚の硬めのスポンジ。 これで50円なりー。

アッパーマウント外側のゴムはまだ使えそうだったので、中側だけカッターでくり抜きました。

ハサミを使い、スポンジを穴より若干大きめで適当に切り、中心にハサミを突っ込み穴を開けて…。




ムニョッと突っ込みました。 もちろん左右やりましたがこれでグラつき無し!!

向かって左側はアッパーホースがあるんで元々あまり動きませんが、右側もバッチリです。

別にスポンジでなくとも大丈夫でしょう。 硬めのゴムでも何でも詰めておけばOKよ。(笑)



では最後に、外したアッパーホース内部の衝撃激震恐怖絶叫画像でお別れしたいと思います。

それでは皆さん、さようなら。 アディオス!!






シクシクシク…。











〜追記〜

ラジエター交換後、前回のクーラント交換時には一時的にクーラントの色が戻っただけで、2週間もすれば
錆び混じりの赤色に変色し始めてたんですが、今回のラジエター交換ではホースの清掃(?)効果か、
はたまたラジエター交換の効果か分かりませんが、3ヶ月経った今でも錆び色は見受けられません。
錆が無くなった訳ではないでしょうが、クーラントに溶けて循環する事は今の所ないようです。
根本的な解決には至ってませんが、少しは寿命が延びたのではないでしょうか??(笑)

あと、水温に関してですが、

「5月」
・一般道通常走行  − 76℃
・高速道通常走行  − 82℃
・高速道爆走走行  − 86℃


「6月末」
・サーキット走行  − 89℃(2速レブ当てまくり)


「7月初め」
・一般道通常走行  − 81℃(外気表示38℃)
・同日エアコン使用 − 86℃(渋滞で停止時)


だいたい今の所はこんな感じです。 Z32・NAであれば基準値辺りではないでしょうか。
交換前の水温を測れていれば、交換した効果の具合が明確に分かったんですがね〜。

ま、悪くなってない事は確かです。(^^;)






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